現在、売れ残りや返品された衣服が大量に廃棄されていることは、深刻な環境問題を引き起こしています。
■ 溢れる衣類
特にファストファッションの普及による衣服生産量増加の結果、販売されなかった商品が大量に焼却、埋め立てされており、この過程では多くのCO2が排出され、地球温暖化を加速させる要因となっています。
また、本来であれば再利用できるはずの資源が捨てられてしまうことで、資源枯渇の問題にもつながっています。
衣服ロスはこうした「環境負荷の増大と資源の浪費」という二重の問題を抱えており、早急な対策が求められています。私達が普段、毎日着用している衣服でさえも環境問題を引き起こしている事を知っている方は少ないかと思います。この問題を知り、日々の生活の中で一人ひとりが意識をしていく事で変わる事があるかもしれません。

■ 衣服ロスの原因
衣服ロスが起こってしまう原因の一つとして、ファストファッションの広がりによって衣服が大量に生産、消費されるようになり、その結果として売れ残りや廃棄が増える傾向が強まっていることがあげられます。
さらに、流行が短期間で入れ替わるため、まだ着られる衣服であってもすぐに価値が下がり、消費者が次々と新しい商品を求める構造が生まれていること、また、返品された商品の多くは再販売が難しい仕組みになっており、本来なら再利用できる衣服が廃棄されてしまうケースが多いため、これらの要因が重なり衣服ロスが深刻化しています。
■ 解決策は?
このような問題を解決していくために、まずは長く使える服を選び、必要に応じて修理しながら大切に使うことが、衣服ロスを減らすための基本的かつ効果的な取り組みです。
また、不要になった衣服をリサイクルやリユースに回すことにより、資源の循環利用が進み、廃棄量の削減につながります。
さらに、企業側が生産量を適正化して売れ残りを減らす仕組みを導入し、これらの取り組みが組み合わさることにより、衣服ロスの問題を社会全体で改善していくことが期待されます。

