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2025年 02月【2025年02月号No.263】

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■ 簡単な足し算や引き算はできるものの、繰り上がりや繰り下がりが苦手なのだと、計算する力の相談をよく受けます。このような計算のつまずきに関する相談は、特に多いです。数が少なく、両手を使って数えられる範囲であれば、数え足しで答えを出すことができます。特に一年生や二年生くらいまでの学習範囲では、数え足しを行う段階でも十分な時間があれば、正解を出せますので、暗算で計算する段階でなくても、学年相応の習得とみなされ問題視されません。しかし、この段階での習得評価の見落としがその後の大きな落とし穴となる場合があります。

■ 20以上の計算でつまずきを見せるお子さんには、まず20までの足し算の方略から見直しを行います。段階によっては、数概念や5までの足し算の見直しも行います。数え足し自体は悪いことではありませんが、指を使わずに計算するためには、具体物を操作するイメージ力や注意集中する力が必要ですので、そのトレーニングも行います。

■ ひっ算が始まると急に難しく感じるようになります。数え足していると時間がかかりますし、数操作や手順を説明しても、慣れている数え足しからなかなか卒業できないケースも生まれてきます。 

■ 学習支援を行う上で最も大切なのは、本人のやる気です。支援中は励ましたり、興味を持たせる工夫をしますがご家族の応援に勝るものはありません。お子さんのできないことや、苦手なことに対して、叱って無理に取り組ませたり、繰り返しやらせるのは控えませんか?その方法では親も子も辛くなってしまいます。お子さんのできない理由には必ず原因があります。一緒にその原因を探ってみませんか?一人ひとりに合った計算の方法を日々考え、学習支援を行っています。
      (無料相談受付中)
 

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