以前は怪我をしたら、RICE(ライス)という処置が一般的でした。RICE処置からアップデートされた【PEACE and LOVE】というものをご紹介します。
PEACEは痛めた直後の処置で、LOVEは数日経過した後の対応となります。これらは処置の頭文字をとって【PEACE and LOVE】となっています。早速説明していきます。
■Protetion(保護):痛めた後(1~3日)は痛みが増える動き・活動などを控えます。
■Elevation(挙上):怪我をした場所を出来るだけ心臓よりも高く挙げます。
■Avoid Anti-inflammatories(過度な抗炎症回避):怪我をした組織の回復を低下させる可能性があるため、過度な消炎鎮痛薬やアイシングは組織の回復に悪影響を及ぼす可能性があります。
■Compression(圧迫):伸縮性の包帯やテーピング等で圧迫を行い、過度な腫れを抑えます。
■Education(教育):患部の状態に最善の対処法を教え、過剰な薬の服用や、医療従事者に頼り切った受け身的な治療を避けるようにします。
ここからは数日経過してからの対応です。
■Load(負荷):痛みの状態を見ながら徐々に負荷を増やし日常生活に戻るようにします。
■Optimism(ポジティブ思考):前向きな考えを持つことで最適な回復が可能となります。前向きになることで良い心理状態を保つことは回復することに大切な事です。
■Vasucularisation(血流を増やす):痛みの伴わない運動(有酸素運動)を行うことで血流を増やし、回復を促進させます。
■Exercise(エクササイズ):回復への積極的な活動を行い、関節の動き、筋力、バランス等を回復させます。
いかがでしたでしょうか?今まで行ってきたことが決して否定されるわけではなく、新たな情報を取り入れて、快適な生活を送れるように、知識をアップデートすることが大切です。
今回も最後までお読み頂き有り難うございました。どんな些細な事でも構いません、気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。