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2023年 7月【2023年7月号No.244】

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 こどもの人口が減少傾向にある中「発達障害」のこどもは増え続けている。通常学級に在籍する小中学生で、学習面又は行動面で著しい困難を示す小中学生の割合は8.8%。男女別では男子12.1%女子5.4%だ(2022年12月13日文部科学省発表)。これは、10年前に発達障害児が通常級の中に6.5%と発表された時以上に波紋を呼んでいる。この調査は、教育の現場にいる学級担任等の回答に基づく特別な教育的支援が必要な児童生徒の数値である。今、小中学生の教育には何が起こっているのだろうか。

■ 漢字を覚えることや、書くことを苦手としてるお子さまたちに、「コグトレ」
(Cognitive Training)と言われる認知能力の強化トレーニングを行ない、漢字を覚えるための土台作りをしています。認知能力とは、知覚、注意、記憶、言語能力、問題解決能力など、人間の思考プロセスに関連する様々な能力を指します。

■ 漢字がなかなか覚えられない背景には様々な原因がある場合が多いです。ですから、漢字が覚えられないからと言って、ひたすら書かせて練習させると、子どもの意欲を喪失させ、心も傷つけることにもなります。トレーニングは、その子の苦手な分野の強化を目的として行いますが、重要なことは、楽しんで取り組めるように配慮することです。楽しんで続けることで認知機能を強めることができるのです。

■ コグトレは決して、苦手を治す特効薬ではありません。効果には個人差もありますし劇的な変化を求めず、継続し続けることが必要です。そのために、専門家やその子の認知の特性をしっかり理解してる人と、個別のニーズに合わせて計画的に進めていくことが大切です。

■ 「コグトレ」では点つなぎのプリントを行うことがあります。それを行うこと期待できる効果や、どの認知機能を強化するものなのかは、次回8月号で詳しくお伝えします。また「コグトレ」について詳しく知りたい方や興味のある方は是非ご連絡下さい。お子さまの無料体験も実施しております。(無料相談受付中)