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PM2.5【2014年4月号No.133】


■ PM2・5

 中国から飛んでくる空気中に浮かぶ2・5μm以下の小さな粒子をPM2・5と呼びます。排気ガスや石油からの揮発成分が大気中で変質してできた粒子とされ、硫酸塩や硝酸塩などの無機塩が含まれています。その小ささから吸い込むと肺の奥深くまで入り込んでしまうのです。主な症状は、目のかゆみ・くしゃみ・喉の違和感・咳です。また、悪化するとぜんそくや気管支炎になるばかりか、最近では心臓や循環器の病気、ガンを引き起こす事も指摘されています。さらに3~5月の濃度が高く、花粉についてしまうと症状が悪化するとも言われてますので、分布予測でチェックするといいでしょう。

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■ 専用のマスクを

 普段私たちが着用するマスクではPM2・5を防ぎきれません。そのため、PM2・5専用の『DS2』や『N95』と表記されたマスクが販売されています。中には『Nー95』などの、似たような名前のマスクも販売されていますので、購入する際には注意が必要です。マスクをすることは私たちに唯一できる予防法です。自分のため、周りのためにも、マスク着用を心がけましょう。


正しいマスクの付け方

1.ノーズフィットを自分の鼻に合うように折ります。
2.ブリーツを広げ顎まで覆います。
3.マスクの両脇を軽く押さえ、頬に密着させます。

ブリーツは下向きになります。
ひもを持ってはずし、表面には触れず、封のとじたゴミ袋に捨ててください。

■ 食材の安全性

 PM2・5は吸い込んで肺に蓄積される事が問題とされています。主な成分の無機塩は、ハムの発色剤など市販されている商品にも多く含まれていますので、付着した野菜等を食べても影響はないとされています。仮に食べたとしても、消化中に酵素によって分解されてしまうので心配はありません。

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