■ 水不足の認識の甘さ
日本が水の豊かな国だと勘違いしている人が多いようです。確かに日本の年間降水量は世界平均の倍以上あります。しかし日本は国土面積の割に人口密度が高く、降った雨や雪はほとんど海に流れていくため、私たちが日常で使える水の量はわずか20%程度しかありません。ところが、日本の国民一人当たりが使う生活使用水は世界第2位です。降水量の多さに甘んじて年々水の消費量が増えています。このままだとその20%を軽々超えてしまいます。蛇口をひねれば水が出るという、当たり前の生活が出来なくなる日もそう遠くはありません。それを防ぐために現在の生活を見つめなおし、節水を心がけることが必要です。
■ バーチャルウォーター
作物を作るのにどのくらいの水が必要か知っていますか。トウモロコシを1キロ生産するには1800ℓもの水を使います。このように間接的に利用する水のことを『バーチャルウォーター』または『仮想水』といいます。日本は輸入大国です。外国から年間約800億立方メートルほどの水を輸入していることと同じになります。外国の水不足問題は日本にも十分関係してるということです。
■ エコバルブ
節水には様々な方法があります。水を流しっぱなしにしないことはもちろんですが、無駄な水だけを削減してくれる『エコバルブ』というものがあります。使用感は変わらずに、普段の10%~20%の水量をカットしてくれます。大きなビルや個人宅のシャワー・キッチン・トイレなど用途に合わせることが可能なため、どの蛇口でも設置可能です。
節水のコツ
●蛇口には節水コマを使用する
●野菜・食器洗いは溜め水をして洗う
●米のとぎ汁は庭の草木の遣り水に使う
●洗髪・洗顔は、溜め水をする
●お風呂のあと水は、洗濯に使う
※他にも調べるといろいろ出てきます。
いろんな方法を試してみてください。