■ 「文字を何度練習しても、すぐ忘れちゃって覚えられないんです。これって学習障害ですよね?」などと、最近の相談では、『学習障害』という言葉が、さらっと出てくることが多くなった気がします。少し前までは、『学習障害』なんて聞いたことがない、知らないとよく言われたものです。ここで考えたいのは、文字を覚えられないことをすぐに学習障害と判断してよいのか?そもそも、文字を覚えるのには何が必要なのか?一緒に考えてみましょう。
■ 文字を覚えるのに、なぞりを行うことがありますが、発達の段階にあっていないと、ただの迷路やお絵かきになってしまい、いくらなぞっても覚えられないということが起こります。これは、文字支援として、最悪なケースです。また、鉛筆の持ち方や筆圧について、事細かに指導しすぎることも、文字書き嫌いを育てるという大きな落とし穴
なのです。まずは自由に書かせ、運筆を楽しめる指導から始まり、書く道具を工夫し、少しずつ修正をしていきます。文字が読めるようになってきたら、文字を書くために必要な線形を練習していきます。
■ 文字を覚えるための必要な段階が分かることで、どこで認知の癖や、特徴が現れているのかがわかります。文字の習得の仕方でよいとされる方法はたくさんありますが、そのお子さんにあったやり方なのか、精査する必要があります。
■ 文字指導の為に、スクリーニングテストを行っていますので、気になる方はお問合せ下さい。どんな方法が適しているのか一緒に考えましょう。(無料相談受付中)