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2024年 04月【2024年04月号No.253】

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■ 学習障害といわれるお子さんの中には、ワーキングメモリ(以下WM)の働きが弱く、読み書きに困難さを抱えているケースがあります。WMとは、どんなものなのでしょうか?

■ WMの弱さを、「集中力がない」という簡単な言葉で表すべきではないと思っています。学習支援は、教科の勉強を教えるだけでなく、話を集中して聞くことができないお子さんに対して、集中できない原因を指導者が想定して、それに応じて支援方法を変えておこなっております。

■ 集中力が弱く学習に困難さを抱えている場合には以下の特徴があります。
①【目や耳から入ってくる情報を保ちながら処理する言語性WMが弱い場合】
②【言語性WMには課題はないものの注意散漫な特性が強い場合】
③【睡眠に影響が出るほど家庭でゲームやスマホに時間を費やしている場合】

■ 集中して覚える力は、学習する準備や環境が整って初めて働くものです。学習の困難さは、他にも注意欠如や多動症の特性も原因として考えられます。WMは目や耳から入った情報を記憶しながら思考する脳の働きですので、目的志向的な活動において、よく働きます。発達検査などでWMが弱いと判断されたからと言って、解決する術が全くないわけではありません。どのようにWMを働かせる支援を行うのか、考え工夫することが、問題を解決させる糸口となるのです。

■ WMの支援の方略としては、単に記憶のサポートをするだけではありません。他にもどんな方略があるのか、ご興味のある方は是非お問合せ下さい。(無料相談受付中)