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発達  色とりどり


原始反射
当施設では学習指導を行っています。
学習指導と言っても、福祉施設で行う学習指導は決して、学習塾と同じではありません。
発達障害の児童対象の学習指導ですから、体の発育と学習する力との関係性を引き離して考えることは出来ないのです。


生まれたばかりの赤ちゃんは何もできない?いいえ、実は色んなことができます。
誰が教えたわけでもないのに、おっぱいを飲んだり、お母さんの指を握ったり、刺激に対して大きく両手を広げたり。
このような動きを『原始反射』といいます。
本人の意思とは関係なく起こる動きです。
この反射は生命維持と運動機能の発達を促す役割があります。
始めは反射を利用しておっぱいを飲んでいても、慣れていくと反射に頼らず自分の意思で飲むことができるようになります。
このことから生まれたては生命の維持のために原始反射に頼っていますが、原始反射が消失していくと、健常に発達していると言えます。
逆に、原始反射が残っているということは、それを必要としているため、何らかの発達の遅れの可能性が考えられます。
原始反射が残ったまま成長をするとどうなるでしょうか?
集団行動をとるのが難しくなったり、感情のコントロールができなかったり、注意散漫で集中できなかったりします。
もちろん学習面にも影響を及ぼします。
生まれたばかりの赤ちゃんが備えている『原始反射』と発達の凸凹は大きく関係しています。
原始反射の発達統合はとても大切なことです。
普段の遊びの中で身に付けられることはたくさんあります。
是非、サロンにいらして、スキンシップを持ちながら、お子さんの成長に繋がることを一緒に学びましょう!

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