■　「なぜ書き取りをやりたがらないのか？」まずは原因を探すことが大切。もし、
【書くこと】を苦手としているのであれば、一番やってはいけないのが繰り返し文字を書いて定着を目指すやり方です。視写の繰り返しは、逆効果で、本人の学習意欲を喪失させ、自己肯定感の低下につながりかねません。繰り返し提言しますが、書くことが苦手なこどもに、繰り返し書かせてはいけません。それをやり続け、自宅学習で親子バトルを繰り広げていませんか？

■　書き取りをやりたがらないという相談は、圧倒的に多く「一ページの書き取りに二時間かかるんです！」なんて言葉もよく耳にします。書き取りバトルを行っているご家庭に考え直して頂きたいことは『書き取りは何のために行うのか？』ということです。漢字嫌いになっていませんか？

■　みんなと同じでなくても学習方法はいくらでもあります。漢字を覚えるため登場するのが、そのこどもの特性にあったアイテムと学習方法です。ただひたすら書き続ける、もしくは写し続ける、なぞり続けるなどの古典的な学び方でなくても、漢字を学ぶ方法はあります。書くのが苦手なこどもに『書き取りを強いる』事は逆効果です。漢字を何度も書いても覚えられないと思っているかもしれませんが、それは、やり方を間違えているかもしれません。このような悩みをお持ちの方は、最新の研究から導き出された学習方法を是非一度お試し頂きたいと思います。個々に適した学習方法がきっと見つかるはずです。