ナーダムはモンゴルの言葉で「祭り」や「遊技」の意味があり、毎年7月11日の独立記念日に合わせて三日間にかけて行われる民族の祭典です。
モンゴルだけでなく中国内にある内モンゴル自治区でも行われており2010年に無形文化財に登録されました。
ナーダムの原型はチンギス・ハーンの時代にはもうありましたが、当時は会食が主でした。その後1639年に、大聖者ザナバザルに捧げられたダンスフェスティバルとして毎年開催されるようになりました。
現在のナーダムの内容はブフ(モンゴル相撲)・競馬・アーチェリーの三種です。これらは「男の3大競技」と呼ばれていますが、近年では競馬とアーチェリーで女性も参加しています。
そして第4の種目として「シャガイハルワー」が加わりました。「シャガイ」はくるぶし、「ハルワー」は射撃という意味があります。
これはモンゴルでは13世紀ごろからある伝統的なゲームで、羊やヤギのくるぶしの骨をはじいて遊ぶものです。最初は貴族の遊びでしたがそのうち市民にも広がりました。
モンゴル最後の王ボグドハーンの王妃であるドングドラムが、宮殿内で7人の裁縫師の女性を集めてチームを作りましたが、これが最初の女性だけのチームだそうです。しかしナーダムでの参加は男性だけです。
ナーダムの期間中は公共施設や商店は休みで、モンゴル国民はスタジアムに行ったりテレビ観戦するそうです。
スタジアムでは屋台も多く並びますが、定番は「ホーショール」という練った小麦粉に羊や牛の肉を包み、油で揚げた大きな揚げ餃子のようなものです。こちらも伝統料理なので、店や家庭により形も丸や半月型、中身も様々です。

