睡眠の質を向上させる食べ物として、乳製品、青魚、肉類、大豆加工食品、バナナ、発芽玄米等が挙げられます。これらの中に含まれる栄養素が睡眠の質を向上させるのに役に立ちます。どういった栄養素が含まれているかというと、「トリプトファン」「グリシン」「GABA」が含まれています。聞きなれない言葉ですのでそれぞれを解説したいと思います。
「トリプトファン」は、食事からしか取ることが出来ない栄養素の一つで、アミノ酸になります。乳製品、大豆製品、卵、牛肉、豚肉、バナナなどに含まれます。不足すると、睡眠時間が減少したり、質の低下につながります。
「グリシン」は、アミノ酸の一つで、身体の末端の血流を増やして、結果的に深部体温を下げて寝つきを良くする効果が期待できます。ホタテ、エビ、カニ、肉類、大豆製品に含まれます。
「GABA」は、これもアミノ酸の一つで、交感神経が活発になるのを抑える効果があり、睡眠に入るのを助ける働きがあります。
又、血圧を下げたり、疲労感を軽減させる働きなどもあります。トマト、ナス、カボチャ、発酵食品、発芽玄米、カカオなどに含まれます。
これらの栄養素の含まれた食品を摂取することで、睡眠の質を良くする事が期待できます。
そして、今挙げた栄養素以外にも「マグネシウム」も睡眠の質に関係します。
「マグネシウム」は睡眠に関するホルモンの分泌に欠かせない栄養素になります。不足することで睡眠の質の低下や、不眠に陥る可能性があります。マグネシウムを含む食品は、ひじき、昆布、わかめ等があります。
今回は睡眠と栄養素についてお話しをさせて頂きました。最後までお読み頂き有り難うございました。どんな些細な事でも構いません、気になることがありましたら遠慮なくご相談ください。