■『発達障害」という言葉は最近メディアで多く取り上げられ、テレビドラマのテーマにもなっています。障害には一般的に、身体障害、精神障害、知的障害の三つの分野があるとされていますが、実際には他にも多くの表現や分類方法が存在します。診断名として「知的障害」という言葉がありますが、他にも「知的発達症」という表現も用いられることがあります。
■ 私が経営する放課後等デイサービスには、知的発達が平均範囲と知的障害(知的発達症)の境界線にある『境界知能』と言われる子どもを育てる親からの問い合わせが増えています。『境界知能』と言われる子供たちは、学校生活や日常生活において様々な困難を抱えています。このような子供たちは、周囲からその困りごとの理由が理解されなかったり、自分自身も理由が分からずに精神疾患や不登校など、二次障害につがるケースが多々あります。『境界知能』について正しく理解することは非常に重要です。
■『境界知能』とは、知的障害の診断が出ていない場合に使用される言葉で、一般的にはIQ 70くらいから84未満の範囲にある人々を指します。この範囲の知能を持つ人々は特定の困難を感じることが多く、その困難の感じ方は個々で異なります。適切な支援を行うためには、支援者が慎重な観察眼を持ち、更に子供たちの気持ちを汲み取る力が求められます。知的能力が低いから、記憶力が悪いからなどと簡単に片付けることはできません。小学校に入学すると学習の困難さや対人関係の難しさ、日常生活の難しさなどが具体的に表れてきます。
■『境界知能』にあるお子さんの学習面、人間関係、日常生活などの支援方法についてご興味のある方、是非一度お問合せ下さい。
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