■　文字の習得は遊びの中で学んでいくことが一番です。小学校入学時点で、ひらがなをまだ覚えていないと早く習得させようと、たくさん書かせることがありますが、学習の前提として「楽しい」がないと、ひらがな嫌い、勉強嫌いの子供にしてしまうことになります。また、これから言葉に関する学習が始まるお子さんにとって、語彙がたくさんあることも重要なポイントとなります。保護者の方は豊富な語彙で話すことを心がけましょう。

■　当施設をご利用されるお子さんで、ひらがなを全部覚えていない場合は、カード学習から始めます。絵カードを見ながら、一文字ずつ指で押さえて発音していきます。これは、一つの音に対して一つの文字が存在することを確認しながらリズムよく行います。カードは絵カードですので、覚える文字は、一枚のカードで一文字とは限りません。

■　50音表はとても大事ですし、あいうえおの並びを覚えることは重要ですが、50音にこだわらずに、まずは、覚えやすい言葉や文字から、言葉の塊で一緒に読んでいきます。 ある程度、慣れてきたら、今度は、2枚のカードを提示し、文字の当てっこゲームを行います。一枚のカードを見せて読めなくても、2枚を比べてどちらがその文字のカードなのか選ぶようにすることで、お子さんへの負担が少なく、ゲーム感覚で楽しんで学べます。

■　次回はこの続きをお届けします。文字を書く前にしておく準備についても触れてお伝えします。カード学習にご興味のある方は是非お問合せ下さい。
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