私達の体を構成する成分のうち60%が水分で、15~20%はタンパク質で出来ています。そしてタンパク質とはアミノ酸が複数組み合わさって筋肉、皮膚、髪や臓器など体を構成するものとなります。又、アミノ酸の組み合わせによって、形や働きが異なり、酵素やホルモン、免疫物質として色々な働きをしています人の体のタンパク質は20種類のアミノ酸の数や種類、配列によって様々な体の組織が作られています。
アミノ酸の中には必須アミノ酸というものがあります。必須アミノ酸は身体の中で作ることが出来ないので、必須アミノ酸を補うには食事からタンパク質を摂取しなければなりません。
タンパク質の摂取に関して重要なのは、良質なタンパク質です。良質なタンパク質は、アミノ酸がバランスよく含まれている食品です。動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。一般的に動物性タンパク質にアミノ酸がバランスよく含まれています。肉や魚、大豆製品などタンパク質の源
となる食品をまんべんなく食べて栄養バランスが整っていれば、必須アミノ酸は十分に補うことが出来ます。
老若男女問わずタンパク質は必要です。成長期の体や、運動選手にとってはより多くのタンパク質を必要とします。あくまでも目安ですが、体重1㎏あたり1.2g~1.7gのタンパク質を必要とします。又、1日の摂取量は、成人男性は60g、成人女性では50g、成長期の15~17歳男子で65gとされています。年齢、性別、体重、活動量でも異なりますので目安としておいてください。
タンパク質の摂取は、時間帯や摂取回数によっても体への吸収が異なります。多くの量を摂取することも大切ですが、タイミング等も考慮して摂取して頂けると良いかと思います。運動後の体の回復などにはタンパク質が必要ですので、動いた後には積極的にタンパク質を摂取するのも大切です。
今回も最後までお読み頂き有り難うございました。