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ゆたか接骨院 ~稲葉先生直伝~ 明日から使える豆知識!No.11


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 公益財団法人、日本体育協会の調べによると、スポーツ外傷全体での発生件数は、男子ですと、小学校高学年に最も多く発生しています。続いて小学校低学年が多く、その次に中学生となります。女子では、男子と同様に小学校高学年が最も多いとされています。続いて、40代、30代と続きます。

 発生頻度としましては、男子では小学校高学年が最も多く10万人当たり3800件位で、続いて大学生が3400件位で、中学生が2800件位でした。女子では、40代が4400件と最も多く、次いで、50代が4000件で小学校高学年が3600件でした。負傷部位としましては、手・指の突き指が多く、続いて足首の捻挫が多く、膝関節がその次に多い結果でした。年齢別ですと、未就学児は頭頚部が多く、小・中学生は、手・指・足首の捻挫、高校生から上の年代では、手・指・足首・膝と続きます。未就学児から中学生では骨折が多く、高校生から上では捻挫が多いという結果でした。男子では小学生・中学生・高校生という順番で怪我の頻度が多く、女子では小学生・40代・30代の順序で発生て頻度が多くなっています。

  スポーツを行うことで怪我の発生率は上がりますが、事前の準備運動や日頃の怪我に対する予防やトレーニングが重要となります。各種目により怪我が発生しやすい場所なども異なりますので競技の特徴などを良く把握しておくことが大切かと思います。

 例えば、サッカーであれば、足首や膝の怪我が多かったり、野球では、手・指の怪我が多く、又頭部や、肩・肘が続きます、下半身は比較的少なめです。バスケットボールでは、足首、膝が多く発生します。柔道では足・指・鎖骨の骨折、足首の捻挫、膝の捻挫が多く発生します。以上のように競技によって様々ですが、今挙げた以外にも怪我を起こす可能性はあります。もし怪我をしてしまった時は、応急処置として、患部の安静と、アイシングを行い、可能であれば心臓より高く挙げる事で腫れを抑える事が出来ます。状態によっては気分が悪くなることもありますので、安静を心がけてください。症状が強い場合は検査も必要になりますので、早めの受診を心がけましょう。

 今回も最後までお読み頂き有り難うございました。