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発達  色とりどり


感覚統合と言う言葉をよく耳にするようになったのは、発達障害について学ぶようになってからです。

[ちょっとあの人って、感覚がちがうよねぇ」[その感覚って理解できない。」というように、日常で使用する「感覚という言葉は、考え方のことを主に意味していると思います。
感覚統合で言う[感覚」とは、五感に加えて、手足の状態や筋肉の動きを感じる「固有受容覚」、体の傾きやスピードを感じる「前庭覚」を含めた、7つの感覚のことを指します。
それらの感覚のバランスによって、その場にあった感覚でコミュニケーションが取れたり、手先を動かし道具をスムーズに使いこなすことができたりします。
脳からの信号が、各感覚を統合した状態でバランスよく命令を出すと、誰もが理解できる動きとしてあらわれるのです。
この統合された状態が、人間としてベストな状態とされているのでしょう。
人と違う感覚の持ち主は、その後の生き方や、考え方も個性的に変わっていくのだと思います。
そうすると、冒頭に述べた「ちょっとあの人って、人と感覚がちがうよねぇ。」というのは、感覚統合と大きく関わりがあり、7つの感覚をしっかりと積み上げていくことは、こどもの成長にとっても大切なことで、発達障害の児童を療育する上でも、欠かせない知識のひとつです。
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