■ 大切なオゾン層

地球の大気中で高濃度のオゾンが存在する部分があり、一般的にオゾン層と呼ばれ、地上20～30 kmのところに存在します。オゾン層は、有害な紫外線から生態系を保護する私達の生存に不可欠なものなのです。しかし現在、私達を守ってくれているオゾン層が人間によって破壊され続けており、地球上の大きな問題となっています。その原因は、フロンなどの化学物質です。フロンは、エアコンや冷蔵庫など様々な冷却のために利用されてきました。先進各国では現在、フロンの生産は中止されていますが、1995年以前に生産された家電製品や不法廃棄された家電製品からもフロンガスが発生してしまっています。そのため、家電製品の処分の際は各メーカーに依頼し、家電リサイクル法に基づいた処分を適切に行うことが、非常に重要になります。

■ オゾン層保護活動

　現在、１９８７年に締結されたモントリオール議定書により、オゾン層の破壊に大きく関与するとされる化学物質は原則的に使用が禁止されています。日本では「オゾン層保護のための国際デー」がある９月をオゾン層保護対策推進月間と定め、諸々の啓蒙活動を行っています。消費者である私達も、新たに購入する家電製品などが、ノンフロンかどうかを確認してから購入するように心がけましょう。オゾン層を守ることは、私達の子孫を守る事でもあります。一人一人がオゾン層破壊を重く受け止め、保護するための取り組みが急務なのです。