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世界有数のメガシティ『モスクワ』【2018年1月号No.178】


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■ リーマン前のロシア

 2008年、僕は北島が北京オリンピックで金メダルを獲得した瞬間を、モスクワ郊外のホテルで観戦していた。モスクワに渡ったのは、超絶的勢いで経済成長を遂げているロシアを肌で感じたいと思ったからだ。まさか、その1ヶ月後にリーマンショックが訪れるとは夢にも思っていなかった。

■ 高い物価

 空港に到着し、タクシーに乗ろうとしたが、正規のタクシーがなく、白タクに乗りホテルへ向かった。たいした距離でなかったにもかかわらず、1万円近く請求されびっくりした。これは、ボッタクられた訳ではなく、モスクワは「何から何まで高い」のだ。郊外の小汚い安宿でさえ一泊1.5万円くらいした。

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■ ドラクエの街並み

まず向かったのは、モスクワ1番の観光地「赤の広場」だ。広場の周りには、ガガーリンやスターリンなどが眠るクレムリンの城壁と、その中の大統領官邸がある。また、レーニンの遺体が保存展示されているレーニン廟や、グム百貨店、国立歴史博物館、ヴァスクレセンスキー門、聖ワシリイ大聖堂、処刑場だったロブノエ・メストなど、見どころが満載だ。異国情緒溢れる赤の広場は、まるでドラクエの街並みを見ているかのようだった。

■ ロシア語猛勉強の成果

 地下鉄はとてもお洒落だが、東京並みに入り組んでいる。最も困った事は、地下鉄での駅名が読めないことだ。この旅のために、富士市在住だったロシア人から、約1年間かけてロシア語を学んできたので、会話には多少の自身はあったのだが、読みとなると全く歯が立たない。目的地に行くには、どこで降りたら良いのかもわからなかった。

■ 作戦変更
文字が読めない不便さから、文字を読まないという作戦に変更することにした。どうしても行きたい所には、タクシーを使えば良いのだ。こうして、モスクワの地下鉄珍道中「ぶらり途中下車の旅」が始まった・・・次号につづく

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