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入道樋門(にゅうどうひもん)【2011年7月号No.100】


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■ 入道桶門

 入道樋門は、ききょうの里の沃野を緩やかに流れる富士市宮島の富士早川と、下掘川の合流する入道川の河口に設けられており、地域住民を川の氾濫から守る重要な樋門です。樋門とは、用水流入や内水排除のため、堤防を貫通して設置される通水路で、水門をつけて水位を調節し水害防止を図ります。入道川の水は、入道樋門で制御され、防潮堤の下を通って駿河湾に流出されます。富士山をイメージした現在の樋門は、平成十二年に完成したものですが、その歴史は昭和九年にまで遡ります。昭和二十八年には、高潮対策として田子浦樋門が築造されました。

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■ 公園

 樋門に隣接して、入道樋門公園(新浜公園)があります。園内には、東屋やベンチがあり、駐車場はもちろんトイレも完備されいるので、お弁当をもって出かけるのがオススメです。公園の西側には、初代入道樋門と田子浦樋門が移築されており、入道樋門完成記念碑には、この水門が建設されるまでの概略が記されています。

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■ 駿河湾

 公園南側の防潮堤を超えると、放流口が目に入る。潮風に吹かれながら海を眺め、ゆったりとした時を過ごすのも良いでしょう。

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