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入山瀬公園のD51【2012年11月号No.116】


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■ 蒸気機関車の代表(D51)
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 身延線入山瀬駅の傍らにある入山瀬公園には、D51形蒸気機関車が展示保存されています。でごいちの愛称を持つこのSLは、単式2気筒で過熱式のテンダー式蒸気機関車です。昭和11年から20年までの間に大量製造され、その数はなんと千百十五両というから驚きです。一形式の両数では最大を記録し、日本の蒸気機関車を代表する車両として多くのファンを魅了しました。ちなみに、この記録は現在まで更新されていません。ここに保存されているD51943は、昭和19年に製造され、函館本線で活躍していました。屋根が架けられ、動輪やシリンダーなどの駆動部分もきれいに磨かれており、非常に良い保存状態と言えます。

■ オハ35系客車
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 でごいちの隣には、オハ35系客車があり、鷹岡でごいち文庫(図書館)として利用されています。オハ35系客車は、客車形式としての生産台数は歴代1位にして国鉄客車の代表とも言える形式です。旧型客車が国鉄の営業車から廃されて既に四半世紀が経ち、民営化以来の客車列車そのものの淘汰の影でその知名度は低くなる一方ですが、国鉄客車と言えばこの形式を思い浮かべる方が多いと思います。オハ35系は、国鉄を代表する形式ではありましたが、列車運用の合理化による緩急車改造や、車齢の高さによる淘汰もあって、一族で旧型客車晩年まで生き延びたものは、オハフ33系の方が圧倒的に多かったようです。

鷹岡でごいち文庫

火~土曜日( 5~9月 )午後2:00~5:00
     (10~4月)午後1:00~4:00
毎週日曜日     午前9:00~12:00
         ※夏休み中は午前9:00~12:00まで

休館日  毎週月曜日・国民祝祭日
     年末年始(12/27~1/5)
     お  盆(8/13~8/17)