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駆け抜ける時間と風『山梨県曽根丘陵公園』【2016年8月号No.161】


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 馬の背で揺られて、駿河から甲府に着く頃には良い味になったという山梨名物あわびの煮貝が辿った中道を通り、山梨の街が見えてくると『風土紀の丘』の看板があります。今回は、正式名『曽根丘陵公園』をご紹介します。
 
■ 遊具から古墳まで

 とても広大な公園で、遊具や研修センターのある上の公園から、古墳や考古博物館のある下の公園までは歩いても行けますが、両方に駐車場があり車でも移動できます。上の公園には長いすべり台やメルヘンチックで、いろんな遊びが盛り込まれた遊具が満載です。子供達も、初めての遊具に戸惑いながらも、すぐに大はしゃぎで飛び回って遊びだしました。音を使った遊具もあり、遊び方を工夫して遊んでいると、時間があっという間に過ぎてしまいました。下に移動すると、鍵穴のような形の甲斐銚子塚古墳に階段があり、高さ15mを登りきると少し汗ばんできますが、涼しい風が吹いてきて爽やかな気持ちになります。東日本最大級の前方後円墳の上からの眺めは甲府の街と遠い過去まで見渡せる気がしてきます。頂では石棺が発掘されていて厳かな雰囲気も漂います。

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■ 博物館と研修センター

 山梨には縄文時代の発掘品も多数あり、公園内にある考古博物館には芸術的な土器や古墳から発掘された三角緑神獣鏡などが展示されています。博物館を見てから研修センターに移動して、子供達は勾玉作りを体験。石を磨いて作った、自分だけの宝物を身に着けて、輝く笑顔となり帰路に着きました。

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