イスタンブールでは、いつもの一人旅とは違い『ツリーオブライフ ※』の仲間と行動することが多かった。この旅の最終地点ということもあって、人恋しかったのかもしれない。
■ ブルーモスク
イスタンブールが誇るオスマン建築の最高傑作『ブルーモスク』は、イスラム教のモスクで、圧倒されほど大きい。じゅうたん張りの建物全体が一つの大広間になっており、そのスケールは、とても言葉にできない。寺院なので入場は無料だが、土足禁止であることは忘れてはいけない。絶対に外せない、必見の場所!
■ UFO博物館
見どころはたくさんあるが、特筆すべきは何といっても『UFO博物館』だろう。マニアの間では有名らしく、ふざけた博物館かと思いきや、結構真剣で驚いた。必見とは言いがたいが、話のネタ的には五つ星をあげても良いだろう。
■ ガラタ橋とサバサンド
旧市街と新市街を繋ぐ『ガラタ橋』付近は、イスタンブールを実感する最良の場所だ。橋の両脇では、多くの釣り人が糸を垂れている。有名なサバサンドを売る店も多いが、日本人の体には合わないらしく、下す人が多いようなので要注意。ここから眺める夕景は、イスタンブールでも最上位だ。
■ 再会の約束
イスタンブールでの楽しい時が永遠に続いて欲しいという願いとは裏腹に、残された時間も金も、既に底をついていた。様々な葛藤が渦巻く中、3ヶ月間に及ぶ旅に終止符を打ち、日本への帰国を決意。既に『ツリーオブライフ ※』での情報交換から得た、新たな旅への希望も芽生えていた。帰国当日、宿の玄関前では仲間達が盛大に見送ってくれ再会を約束。楽しくそして希望に満ちた別れとなった。
この旅での多くの人との出逢いは、僕の人生に大きく影響している。特に『ツリーオブライフ※』を介しての仲間達との繋がりは現在も続いており、東京に集合することが、毎年の恒例行事になっている。だからこそ『旅はおもしろい!』
※ツリーオブライフ=世界でもトップクラスという、バックパッカーの間では有名な日本人宿(イスタンブール)