サインペンやマーカー・万年筆などのインクが出るしくみを『毛細管現象』といいます。今回は、この原理を利用した『自動水やり器』を作ってみましょう。旅行などで何日か留守にする際には、きっと役立つはずです。
■ 毛細管現象
毛細管現象とは、液体が重力や表面張力に逆らって細い管の中に吸い上げられるように高い位置や低い位置に移動する現象で、雑巾が水を吸い込んだり、植物が根から水や養分を全身に送ったりする事もこの毛細管現象なのです。ペットボトルとロープ、水さえあればどこでも使えますので、是非作りましょう。
■ ペットボトル利用 その1
水を入れたペットボトルにロープの端を入れ、もう一方の端を土の中に埋めます。そうすると、水がヒモを伝わっていき土に供給されます。ただし、カンカン照りの日には水が土に届く前に蒸発してしまうので注意が必要です。
■ ペットボトル利用 その2
ペットボトルの蓋に小さな穴を開け(穴の大きさによって供給スピードが変わります。)、水を入れたペットボトルを逆さにして土に差し込みます。ペットボトルに取りつけられる先の尖った水やり専用ノズルも市販されていますので利用してみてはいかがでしょう。