人づきあいが下手な人は
　　　　　 バナナを食べろ！
　　今回のテーマは、『人生攻略のための答えの見つけ方』です。これを読めば、答えはどこか特別なところにあるのではなく、日常のあちらこちらに潜んでいるということがお分かり頂けると思います。感受性を高め、答えをジャンジャン見つけ出しましょう！日々が充実するはずです！

■ <人づきあいはバナナと一緒

　もう、何年も前のことですが、二歳になる息子はバナナが好きで、毎日バナナを食べていました。私は目を細めながらも内心「毎日バナナを食べているのに、よく飽きないなぁ」と思っていました。しかしある時私は、息子がバナナの実しか食べていない事に気がつきました。誰も教えていないのに、バナナの実は食べ、皮は食べないのです。これを聞いて「当たり前じゃないか？」と思うかもしれませんが、ここに、毎日息子がバナナを食べ続けられる秘密があったのです。それでは「なぜバナナの実は食べても、皮は食べないのでしょう？」
　答えは簡単で「バナナの皮はまずいから」に他なりません。つまり、おいしい実の部分だけを食べれば、毎日食べても食べ飽きないということです。もし、バナナを皮ごと食べなければいけないのだったら、3日と続けてたべられないでしょう。この事実は、人づきあいにも言える事です。人間にもおいしい部分とまずい部分がありますから、おいしい部分だけを食べれば、長くつきあっていけます。逆に、人の全てを受け入れることなど、不可能と言っても良いのです。

① おいしい部分だけを食べる
② まずい部分は捨てる
③ 腐ったものは食べない

　この3つさえ押さえておけば、人づきあいはとても楽になるはずです。

■ 原理・原則に目をむけよう！

　生活の中には『お宝』とも言うべき様々な原理・原則が隠されています。それを見つけられれば、毎日にハリとツヤが出て来ますので、ぜひ『お宝探し』を習慣化してみてください。

（例1） 車の運転を、夢の実現という切り　 口で見た場合

　『速く走るには遠くを見て運転』しなければいけませんし『脇見運転は、事故の元』となります。大きな夢を実現するためには、人よりも速く走らなければなりませんが、足元や細かい事に気をとられていると、運転の妨げになるだけでなく、事故に繋がります。

（例2） タクシーをチャンスと置き換えた　 場合

　道端でタクシーを拾うには『手を挙げる』必要があります。『大通りに出なければ、タクシーを見つけることは困難』でしょう。タクシーを拾ったら『行き先を伝える』必要がありますし『お金がない』のであれば、乗せてくれません。大通りに出てチャンスを探し、チャンスが来た時に手を挙げ、チャンスが止まったら、行き先を伝え、準備が出来ていることを示せば、チャンスは目的地まで連れて行ってくれるでしょう。　
■ 人生攻略のための唯一の方法

　もうお気づきだとは思いますが、『人生攻略のための答え』の多くはごく当たり前の事柄の中にあります。大切なことは『問題意識を明確にし、どういう視点で物事を見るか』というところにあります。必殺技など存在しません。当たり前のことを当たり前にやり続けることこそ、人生を攻略するための唯一の方法なのです。

　ここまで読んだ方はもう『はじめの一歩』を踏み出す準備が整っているにちがいありません。しかし、どんなに足腰が強い人間でも、両足を上げたまま立ち上がれる人はいません。必ず、地面に足をつかなければならないのです。地面に足をつかずに立ち上がろうとしている方はいませんか？そんな方は、立つ前に転んでしまいます。まずは、あなたにとっての地面が何なのかを、立ち上がる前にもう一度考えてみてください。あなたにとっての地面はきっと、どこか遠い所ではなく、すぐ近くにあるはずです。