■ シディ・ブ・サイド

　首都チュニスの北東約20
kmにある観光地『シディ・ブ・サイド』は、カルタゴとチュニス湾を見下ろす断崖の上にあり、鮮やかな白い壁に青い扉が特徴の建物が立ち並ぶ素敵な町で、チュニジアで最も美しいと言われている。ここから眺める地中海は、その名に恥じぬ絶景で、僕の中での世界の絶景ベスト10にノミネートされている。絶景を楽しんだ後は、カフェにて町の名物バンベローニと松の実入りのミントティーにトライ！ふわふわのドーナツと爽快な香りのミントティーの期待どおりの美味しさは、歩き疲れた体に至福の時を与えてくれた。

■ ハマメット

　ハマメットは、チュニジアで最も美しいとされるリゾート地。僕らが行った時期が丁度オフシーズンだった事もあり、運良くお手頃価格で５つ星のホテルに泊まる事ができた。ビーチに出ると、真っ白な砂浜が新婚旅行の二人をロマンチックな気分に浸してくれた。ところが、カメラがまさかのバッテリー切れ。険悪なムードに一変した。その様子がカメラに記録されることがなかったのは不幸中の幸いだ。

■ メディナの誘惑

　１５００年前に建てられた壁で囲まれた旧市街は、メディナと呼ばれ、迷路のような路地が張り巡らされている。いたるところにモザイクが施され、オシャレな手作り雑貨店が所狭しと立ち並んでおり、歩いているだけで楽しい。そんな中、ゴージャスな花帽子をかぶったおじさんが、花を手渡して来たので、手に取り喜んでいると、お金を請求された。プレゼントだと思った花は、有料だったのだ。考えてみれば当たり前の話だが、日本では絶対にあり得ない商法に脱帽だ。いろいろな意味で、また行きたい国ではあるが、帰国して10日後に起こった暴動の事もあり、しばらくは保留かな…