■ バルセロナ

　フランスで知り合ったたけし君と、電車でバルセロナに入った。バルセロナの空にそびえ立つ『サグラダ・ファミリア大聖堂』は、一八八二年に着工して以来未だに完成は二百年後とも言われている。細部まで行き届いた彫刻や、粉砕タイルのモザイクなど、外観だけでなく内装にも舌を巻く。この彫刻を施す職人の中に日本人彫刻家外尾悦郎氏が
たずさわり、多大な貢献をしているというから、日本人として誇らしい限りだ。

■ ガウディ

　市内には、サグラダ・ファミリアやグエル公園をはじめとする、ガウディ建築が数多く点在している。ガウディは『建築の詩人』と呼ばれ、モデルニスモ（近代主義）を代表する建築家でしたが、一九二六年、市電にはねられて亡くなりました。その建築は、死後八十年以上経った今もなお、多くの人々を魅了し続けています。

■ サンホセ市場

　メインストリートのランブランス通りにあるサンホセ市場は『バルセロナの胃袋』との異名をもつ。市場は活気に満ちており、青果・魚・肉・香辛料はもちろん、あらゆる食材はここで手に入ると言っても過言ではない。店先に吊るされたウサギには、軽いカルチャーショックを受けた。

■ クラブ島

　バルセロナを後にし、世界一のクラブ島とも言えるイビザ島へ入島。島内には、数千人を収容するクラブが七つもある。世界中から有名なＤＪ達が集まり、連日連夜の巨大なパーティーが開催されている。島で過ごしたクレイジーな夜は、生涯忘れられない思い出となるだろう。

■ 白壁とビーチとサンセット

　イビザ島は、クラブ島としても有名ですが、世界遺産にも登録されており、真っ白な地中海の町並みや、のんびりとした農村風景、美しいビーチなど、見どころがたくさんあります。地中海の大海原に沈む夕日を見た時の感動は、言葉では言い表せません。