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「たねから見える私たちの未来」No16-255


2024-04

流通しているたねの90%が海外から来ていること、交配種(F1)のこと、在来種の素敵なお話、たねの不思議な話、ゲノム編集の不自然なたねの話、一粒万倍の話、お茶碗一杯のたねの話など、Seedおじさんの目線で「たねから見える私たちの未来」をお伝えしてきました。たねが健全になればなるほど、私たちの社会、地球環境、私たち自身が健全になっていくことでしょう。たねを大切にすることは地球の生命全てを大切にすることに繋がっていくことでしょう。
 私たちはたねの星に生きています。
たねは私たちに豊富な恵みを与えてくれる地球からのギフトなのです。
春に一粒のたねを蒔けば秋には何千何万粒にもなって私たちや地球の生き物たちの命を支えてくれます。今私たちが生きているのも、はるか昔の先人の方々が命のたねを繋いできてくれたからです。小さな一粒のタイムカプセルに、土・水・太陽・空気・伝統・文化・祈り・想いが幾重にも重なって刻まれているのです。
 15回に渡る連載で、たねのことを色々知っていただけたでしょうか?
 
 私たちは全ての繋がりの中で生きています。そしてたねは人と人とを繋いでくれる不思議な力も持っています。Seedおじさんはたねを手にした時から、不思議な縁や繋がりを感じることを幾度も経験しています。人間が何かを企てて前に進もうとしてもなかなか思うようにいかなかったりします。でもたねはそのことを知ってか知らずにか、勝手に全てを解決してくれることがあるのです。私たちは人間社会に軸足を置いて日々追われるように忙しく生きていますが、ふたたび地球に軸足を置くことで、人間社会のスピードとは違い遥かに緩やかにしかも完璧な方向に導かれていくことを忘れてはいけません。今私たちは人間中心主義から地球中心主義へシフトしていく時を迎えています。私たちに全てを与えてくれているのは地球なのだから。
 今まで読み続けて頂きありがとうございました。次回から毎月ではなく春夏秋冬の季ごとの掲載になります。Seedおじさんはそろそろたね蒔きを始める頃になりました。みんなで命のたねを未来へ繋げよう!