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2010年4月号(No.85)


■ ブル・バイティング
今でこそ穏やかで親しみやすい性格のブルドッグですが、以前はブルバイティング(犬と雄牛の闘い)用に改良された犬です。ブルバイティングは1835年に禁止されました。

■ ハンカチが正方形なわけ
フランスのルイ16世の王妃マリー・アントワネットが国内のハンカチを正方形にするようルイ16世に進言し、法令化されましたが、その理由は未だ分かっていません。

■ 空き缶の底の凹
アルミ缶は、外からの圧力で簡単に凹んでしまいます。そこで、内部圧力の高い炭酸飲料に使われています。缶の底が半球形に凹んでいるのは圧力の均一分散のためです。

■ 鳥はなぜ早朝によく鳴く?
鳥のさえずりは、日中よりも朝夕のほうが20倍も聞こえるとの研究結果があります。つまり、早朝は雄鳥のさえずりが遠くのメス鳥にも聞こえるためよく鳴くのです。

■ 電線のたるみ
季節ごとに温度の違いで長さが変わるため、余裕を持たせています。また、この適度なたるみは電線が引っ張られる力を軽減し、切れにくくしています。

■ チョコレートで虫歯!?
カカオ成分は、虫歯の原因とされるソブリナス菌の活動を抑制する働きがあるので、虫歯予防とまではいえませんが他のお菓子より虫歯になりにくいのです。

■ チョコレートは鼻血ブー!?
食べ過ぎで脂肪分を大量に摂取すると、血圧が上昇し、鼻の中の毛細血管が破けて出血…というのは医学的には根拠がありません。

■トランプのスペードのAが大きいわけ
17〜18世紀イギリスでトランプが流行し、トランプに税金をかけるため、政府がスペードのAだけを印刷して販売していたため、偽造防止で大きく複雑な図柄になりました。

■ 21個あるびんの王冠のヒダ
3の倍数個にすると、口を締める力が安定し、その力が点として集中するため抜きやすいという利点があります。ヒダが少ないと密閉度は低く、多いと高くなります。

■ ご飯の硬さの好み
住む地域によってご飯の硬さの好みが違うため、関西系メーカーは軟らかめ、関東メーカーは硬めになるよう設定されています。

■ エイプリルフール
1564年フランスでローマ暦からグレゴリオ暦に変わった時、新暦派が旧暦派に、かつての新年祭の終わる4月1日頃にイタズラをしたのが起源という説があります。

■ トランプと暦
トランプはもともと占いの道具でした。枚数は52枚。各1枚が1週間を表し、52週が364日となり、これにジョーカーを加えると1年になります。

■ 公務員デザイナー
紙幣や硬貨、国債証券をデザインするのは財務省印刷局の工芸官で、議論の末に決定したデザインを、偽造されにくいように半年以上かけて作成します。

■ 天動説が由来の曜日の順番
支配星を地球から遠い順に土木火日(太陽)金水月の順で24個単位で並べて7段表を書くと、頭に来る星が今の曜日の並びになります。

■ 人工イクラの成分
ニンジンの色素で着色したサラダ油に寒天とアルギン酸ナトリウムを混ぜて、塩化カルシウム溶液にたらして作ります。更に、それっぽい味や匂いを付ければ完成です。

■ 活を入れる
両肩を手で支え、膝で脊髄を押し神経に刺激を与え『活』を入れますが、専門的知識の無い素人は安易に行うべきではありません。ちなみに『喝』を入れるは誤用です。

■ 江戸の火事とおじゃん
江戸時代、鐘の音で周辺住民に非難を呼びかけその音の間隔で距離を表現し、鎮火すると短く「ジャンジャン」と鳴らし「おしまい」を表現。これが「おじゃん」の語源です。