このコーナーでは、月刊無料情報誌「アウターネット」で紹介した、地元(富士市・富士宮市・旧富士川町・芝川町)のお勧めスポットや史跡・名勝・文化財・観光スポットなどを紹介しています。

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富士川最大の難所「釜口峡」2008年4月号

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 日本三大急流の一つとして知られる富士川。中でも富士川最大の難所として恐れられた『釜口峡』は、川船やいかだが難破し、多くの人命が失われました。富士川にかかる唯一の吊り橋があった場所でもあり、その姿は、世界的浮世絵師である安藤広重の作品にも見受けられます。

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■ 唯一の吊り橋

 釜口峡にかかっていた富士川唯一の吊り橋の歴史は古く、身延山へ向かう日蓮上人が、この橋を通って内房に渡った(鎌倉時代)と伝えられています。その後も「富士川には橋がなかった」のですが、これは家康の防衛政策により「橋をかけさせなかった」と言うほうが正しいようです。

■ 釜口峡

 断崖絶壁で圧倒される景観の釜口峡は、富士川の川幅が一気に狭まり、川水が渦を巻き、あたかも釜の湯が煮えたぎっているかのように見えました。このため村人は「釜」といって恐れたそうです。

■ 水難供養塔

 釜口峡では、多くの人命や物資が呑み込まれ、不安定な吊り橋から落下し命を失う人も後を絶ちませんでした。このため、一六一八年に『水神山・本立寺』を建てて供養しましたが、後に廃寺となり、一八五七年に水難供養塔が建てられました。以後、毎年八月十六日には供養祭がおこなわれています。

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富士川の川幅が一気に狭まり渦を巻く『富士川最大の難所』として恐れられていた。曲がりくねった流れと断崖絶壁の景観は圧巻。

西山本門寺 2007年12月号

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 富士五山のひとつに数えられる名高い寺『西山本門寺』は、貴重な文化財が多数残されています。今回は見どころ満載の西山本門寺をご紹介。

■ 黒門からの参道

 西山本門寺は、朝廷より下馬札を許された由緒ある寺院です。下馬札のある黒門から、石段を登る参道は雄大そのものです。境内でひときわ目をひくのが、巨大な木造建築の本堂と樹齢400年の銀杏の巨木、そして大きな鐘楼だ。私が訪れた際には銀杏の実がそこらじゅうに落ちており、実を拾った者は落葉を集めてくださいという旨の立て札とほうきがあった。

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■ 開山

 康永2年(1343年)に日第が開山したと伝えられる西山本門寺は、富士五山のひとつというだけでなく京都要法寺、伊豆実成寺、保田妙本寺とあわせて『興門八本山』のひとつにも数えられる。

■ 信長の首塚

 寺裏には、日本でも類をみない樹齢450年の柊(ひいらぎ)の大木とともに『信長の首塚』がある。柊は魔よけの意味があり、首塚の近くに植えるらしいのですが、光秀が必死で探しても発見できなかった信長の首は、西山本門寺に安置されていたのです。

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西山本門寺(芝川町 西山671)
富士五山とは、鎌倉時代の終わり頃、日蓮宗開祖である日蓮の高弟日興及びその弟子たちによって開創された日蓮宗系の由緒寺院五ヶ寺のことをさす俗称です。上条大石寺、北山本門寺、西山本門寺、小泉久遠寺、下条妙蓮寺からなる。

新稲子川温泉 ユー・トリオ 2007年5月号

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 芝川町営の温泉施設『ユー・トリオ』は、家族連れに超お勧め!「名前は知っていても、行ったことがない」という方も多いようですが、かく言う私も、行くのは今回が初めて。それにしても、こんなに近くにあってこんなにも田舎(良い意味で)があるとは夢にも思いませんでした。
 芝川町役場前を通過し、山の谷間を流れる稲子川沿いを走ると、吊り橋がいくつも目に止まります。思わず車を停め、童心に戻っていざ渡橋。取材を忘れていることに気づき、急いで車を走らせるが、サッシ窓のない、縁側のある民家郡を発見し、またもや車を停める始末。気づいた時にはユートリオを過ぎていました。着く前に旅行モード全開です!

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 さて、肝心のユー・トリオは、温泉プール・男女別露天風呂・大浴場と三つのタイプのお湯が楽しめる他、バーベキュー場やテニスコートも備えているので、手ぶらで行っても一日中楽しめます。プール棟には、ジャグジー・寝湯・打たせ湯・サウナもあり、家族で過ごすには最高の環境と言えます。

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 私が『家族』と強調するには、もう一つ理由があります
ユー・トリオに向かう道中にはダンプが多く、一人では心理的に不安を感じるかもしれないからです。しかし、それを考慮しても十分価値のある施設であることは間違いありません。何よりも特筆すべきは、「これだけ楽しめる施設にもかかわらず、混雑していない」ということでしょう。

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■新稲子川温泉 ユー・トリオ
 〒419-0311
 富士郡芝川町上稲子1219
 ☎ 0544-66-0175
 http://www.wbs.ne.jp/bt/shibakawa/
※営業時間・料金等、詳しくは上記へお問合せ下さい。

芭蕉天神宮 2007年2月号

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 芝川町内房の山深いところに、大晦日という地名の集落がある。「おおみそか」ではなく「おおづもり」と読む。大晦日には、後醍醐天皇の治世にこの地で亡くなった久我大納言を祀った『芭蕉天神宮』があります。知恵と学問、厄除けの神様で『馬上天神』と呼ばれていましたが、境内に芭蕉が生い茂っていたことから芭蕉天神と改められたそうです。毎年二月の第一日曜日には『芭蕉天神祭』が開催されます。祭の時には屋台が立ち並び、普段静かな神社も賑やかになります。かつては臨時列車も出る程で、十万人の人で賑わったそうです。

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 大晦日は、由比で作る塩を富士宮へ運ぶ街道の中間にあり、江戸時代に栄えた。村の繁栄ぶりは、芭蕉天神宮の本殿に残る海老紅梁(えびこうりょう)を見ればすぐ判る。海老紅梁は、草花などを透かし彫りにして海老のように曲がっているのが特徴だが、芭蕉天神宮のものはなんと、総透かし彫りだ。さらに柱の面は精緻な彫刻で飾られている。寺社建築で、ここまで豪華な装飾は、全国的に見てもまずないだろう。

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 芭蕉天神宮には、印象深いものがたくさんある。まず目に付くのが『狛犬』で、通常狛犬と言ったら恐いイメージがあるが、ここのは違う。笑っているように見える。しかも、何匹も子供を連れているではないか…そして、本殿の脇に座っていて口の部分が赤くて不気味な奴、これも狛犬なのかなあ?荘厳な建物の守り神は表情に富み、いかにも幸せを運んで来てくれそうだ。祀ってある馬の神様はなんとワラジを履いている。手水舎の後ろには、育ちに育った芭蕉の木がたくさん生えていた。芭蕉が結実するのは稀だと言われるが、天神効果なのか皆結実していた。芭蕉天神宮のことをいろいろ教えてくれた大晦日の望月さんは、最後にこう語ってくれた。

「芭蕉の実はまずくて食べられないよ」と…

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■芭蕉天神祭
 2007年2月4日(日)

■問い合わせ先
 芝川町農林商工課 ☎0544-65-2806

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