地域医療の最前線に立ち、市民の健康を守るために日夜尽力する『ドクターＸ』。
ドクターＸは、市民の頼れる存在！困った時のヒーローです。
このコーナーでは、地元で活躍する医師をご紹介します。

■『人』を思う心

　富士市荒田島町の泌尿器科、上田クリニックの院長を務めるのが上田正山医師。以前勤めていた富士中央病院では、泌尿器科の部長として、一日百人以上の診察を行っており、時間に追われる日々をすごしていました。そこで、「患者さん一人ひとりを時間をかけて診療を行いたい」という強い思いが生まれ、平成14年に当クリニックを開業し、患者さんとしっかり向き合えるようになりました。幼少期に、海で溺れて死にかけ助けてもらった経験から「今の人生は付録のようなもの。人への恩返しをしたい」と話す上田院長。その思いは、受付の壁に掲げられている上田クリニックの心構えをに表れています。苦しむ人を何とか助けたいという強い思いに、尊敬の念を抱きました。

■痛みの王様！？

　泌尿器科で多い病気は、尿路結石・前立腺肥大症・前立腺がん・急性膀胱炎・過活動膀胱等です。特に尿路結石は、『腹部の痛みの王様』と言われるほど耐えがたい痛みの起こる可能性がある病気です。10～15人に一人は結石を持っていると言われていますが、そのほとんどが痛みを伴わないタイプです。しかし、中には激痛が起こる場合があります。決定打となる予防策はありませんが、十分な水分を摂るという心掛けが大切です。しかし、水分の摂りすぎは夜間頻尿にも繋がり、そこから尿閉へと進行する恐れもあるので気をつけましょう。水分は一日1.5ℓ～2ℓが目安です。これらの病気は、日進月歩する医療技術のおかげで薬で改善されることが多くなりました。前立腺は、年齢とともに肥大傾向になります。そのため、50歳以上の方には前立腺の検査を受けることをお勧めしています。院長自身も前立腺肥大を抱えているため、患者さんの気持ちが身にしみてわかると話します。

■人生をエンジョイしよう！

　「快適な日常生活を過ごして人生をエンジョイしよう」と話す上田院長の趣味は、ゴルフと釣りです。能登半島の小さな漁村出身ということもあり、海釣りは小さい頃からやっていたそうです。富士市に来てからは、タナゴが釣れると聞いてやってみたところハマってしまい、最近では静岡市の沼地まで足を運ぶそうです。カメが釣れたこともあった！と楽しそうに話す上田院長。いきいきと人生をエンジョイしている様子が印象的でした。一度きりの人生、充実した毎日を過ごしていきたいですね。

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上田クリニック
〒417-0042　富士市荒田島9-24
TEL：0545-8955

診療項目：泌尿器科/外科/放射線科/肛門科

※水曜日、土曜日は午前のみの診療となります。
休診日：日曜日、祝日

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【上田クリニックの心構え】

Heart………（あたたかく、素直な心）
Head………（臨機応変に対応できる頭）
Hand………（気配りのできる温かい手)
Humanity…（互いに理解できる人間関係）
Health……（心身ともに健康）

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