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人生攻略のてびき【2020年12月号 No.213】File.0007

ふるさと納税で
      資産倍増計画!

 今回のテーマは、『ふるさと納税を活用した資産形成法』です。これを読めば、ふるさと納税を活用して、賢く資産を殖やすことができます。2008年に始まったふるさと納税ですが、未だに「やったことがない…」という方も多いようですので、これを機に、是非挑戦してみてください。

ふるさと納税とは

 ふるさと納税とは、一言でいえば自分の好きな地域に寄付をすることで税金の控除ができ、なおかつお礼の品ももらえちゃうというシステムです。ここで注意しなければいけないのが、ふるさと納税による税金控除は、年間にトータルで行った寄付金の合計額から2千円を差し引くということです。
 この辺りから「もう読みたくない」と感じる方が多くなると思いますので、誤解を恐れずに超感覚的かつ具体的に言うと「年収300万円の既婚者は、2千円納めれば、約2万円までは寄付でき、お礼にポンカン1箱(5 kg)とキウイフルーツ(5 kg)、さらには辛子明太子(1.5 kg)まで貰える」ということです。ふるさと納税は、本質的には寄付行為なので、厳密に言うと「2千円でいろいろ貰える」という考え方は間違っていますが、ほとんどの方が返礼品目当てでふるさと納税をしていますから、深く考えずに「2千円でいろいろ貰える」と思って良いと思います。このように、私達(寄付する側)に各自治体へ寄付しているという意識が薄くても、寄付を受ける多くの自治体では、ふるさと納税は非常に重要な収入源となっています。そのため、各自治体による、ふるさと納税の返礼品競争が激化し、令和元年6月1日以降は、返礼品に対する規制がかかるようになりました。
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返礼品による資産倍増計画

 さて、ここからは資産を殖やす為の返礼品の選び方について考えてみたいと思います。そのためには、まず『資産』とは何かを明確にしておかなければなりません。以前にも何度かお伝えしましたが、ここで言う資産とは『保有することで、長期に渡って利益を生んでくれるもの』です。何を以って利益と言うかは人によって違いがあるかも知れませんが今回は、一般的な例とその効果を挙げますので、各々のライフスタイルに合った返礼品をお選び下さい。

① フルーツや野菜
 果物や野菜と言っても、資産となるものはその実ではなく種です。ネットで調べれば、驚くほど多くの種類のフルーツや野菜の種が芽を出し実をつけることがわかるはずです。食べるだけでは浪費と大差ありませんが、その種を蒔けば投資になります!

② 有精卵
 鶏やウズラの卵を孵化させ育てれば安心安全な卵が毎日食べられるようになります。雑草から残飯まで何でも食べるので、飼育費用も抑えられます。また、よく懐くのでペットとしてもお勧めです。

③ 苗木や多肉植物
 フルーツなどを種から育てるとなると、何年もの時間がかかります。しかし、苗木から育てればそれほど長い年数は必要ありません。また、サボテンや多肉植物などは、どんどん殖やせますので、殖やしてメルカリなどで売っている方も少なくありません。

④ 道具類
 道具や工具は、長期に渡って自分の役に立ってくれます。工芸品・装飾品なども資産となりうるかもしれません。私は昨年、返礼品としてスーツケースを貰いましたが、大変重宝しています。

⑤ プレゼント
 返礼品を、誰か特別な人にプレゼントしましょう。贈り物は「返報性の原理」という強力な心理が働きます。「返報性の原理」の説明は別の機会にゆずりますが、贈り物はきっと、それ以上の価値となって返ってくるはずです。

 ここまで呼んで頂いた方はもうお気づきだと思いますが、考え方や工夫次第で多くのものが『資産』となり得ます。大切なことは、その考え方や工夫を、普段の生活や人生にどう活用していくかです。今回の情報が、皆さんの資産倍増計画の一端になれば幸いです。

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