■ 世界文化遺産登録
「日本の宝を、世界の宝へ」を合言葉に、富士山周辺の市町村も様々な取り組みを行っています。今回は、富士山に最も深い関わりを持つ『富士山本宮浅間大社』を紹介します。
■ 史跡富士山
富士山世界文化遺産登録に伴い、市内でも富士山周辺の遺跡・文化財などの保護・整備が進められています。平成23年2月には、富士山頂及びその周辺にある富士山信仰の関連施設・遺跡などが一括して『史跡富士山』として国史跡に指定されました。富士宮市内には、山頂信仰遺跡、大宮・村山口登拝道、富士山本宮浅間大社、村山浅間神社、山宮浅間神社、人穴富士講遺跡の重要な文化財があります。
■ 概要
富士山を御神体とする富士山本宮浅間大社は、全国約一三〇〇余りある浅間神社の総本宮であり、浅間大神と称される木花咲耶姫が祀られています。「富士本宮浅間社記」によると、大同元年に山宮浅間神社の地から現在の地に移転されたとあります。
■ 本宮
約一七〇〇〇坪の境内には、徳川家康公によって造営され、国指定重要文化財として特別の保護を受けている本殿や、溶岩の間から湧出した地下水が池となった湧玉池(国特別天然記念物)など多くの貴重な財産が残されています。また富士山の麓に位置する浅間大社は、国内有数のパワースポットとしても注目されています。