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Dr.X 2016年1月号 【たなかメディカルスクエアー】田中 圭 院長

地域医療の最前線に立ち、市民の健康を守るために日夜尽力する『ドクターX』は、市民の頼れる存在!困った時のヒーローです。このコーナーでは、地元で活躍する医師をご紹介します。

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■ 環境づくり

 富士市津田町にある田中メディカルスクエア。コンビニのように誰でも気軽に入ることができるというコンセプト通り、診療所と感じさせません。院内には、患者さんがくつろいで待てるサロンも完備されています。また、医院の裏には、『たなかメディカルファーム』というドッグランの併設された畑があり、スタッフの方々が野菜を育て、野菜販売もしています(売上げは、ユニセフに募金)。たなかメディカルファームという農園がある事にも驚きましたが、ファームの看板が院長のお手製と知り、さらに驚きました。このように、院長とスタッフが一丸となった取組みがあるからこそ、患者さんとの会話もはずみ、信頼関係も構築されていくのだと感心しました。     

■ 医師になるまで
 
 昔から勉強嫌いで、テスト前でも全く勉強しなかった。結果、故郷の函館ではなく、都立の高校に進学したが遊び呆けてしまい、大学受験にも失敗。父親から蔑んだ目でみられた事がとてもショックでした。その屈辱を胸に、歯科医だった父より上を目指し、人生最大の猛勉強を開始。翌年に医学部進学を果たしました。苦しさの後には喜びがあり、その時に『継続は力なり』の意味が分かったそうです。

■ 救急医療

 田中院長は、富士市立中央病院に16年間勤め、その中で救急医療の必要性を感じ、救急医療体制の構築にも貢献してきました。富士市の救急患者の受け皿となるように年末年始も元日以外は開院する予定です。また、NPO法人医療危機管理支援機構の活動や県内で5人目の日本DMAT認定インストラクターとしても活躍しています。医療体制の確立や医療の向上、災害医療体制の構築に向け、尽力し続ける院長に頭が下がります。