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 ハロウィンのお祭りは、アイルランドやスコットランドに2000年以上前から伝わる古代ケルト民族のお祭り「サウィン(サムハインとも呼ばれる)」が起源と言われています。
 古代ケルトの暦では夏と一年の終わりが10月31日、冬と新年の始まりが11月1日とされており、10月31日日没から11月1日日没までがサウィンの期間です。
 ケルトにとっての大晦日である10月31日に前夜祭として、その年に採れた作物と動物を神様に捧げ、火を焚いてその周りを踊る行事がハロウィンの原型となっています。
 ケルトの宗教であるドルイド教では、この日は死者の世界と現世が繋がるため、死者が帰って来ると伝えられていました。
しかし、死者と同時に悪魔や悪い妖精もやってくるため、彼らを追い払う魔除けとしてのお祭りでもありました。
悪いもの達から害や影響を受けないように、自分が人間だとわからないように仮装してかがり火を焚き、その焚き火の燃えさしを持って帰って魔除けにしたのです。
ケルトの人達は火が消えないよう、くりぬいたカブの中に入れて運んだのですが、この行事が後世アメリカに伝わった時に、当時カブよりかぼちゃが多かったことから、かぼちゃのランタンが広まりました。
 ランタンを飾るのは死者が迷わず家に帰ってくるための目印ですが、顔が彫られているのは、不気味な顔を見せることで悪いものを怖がらせたのだそうです。
 サウィン祭は長い年月をかけて伝わる間に、キリスト教の影響を受けました。中世ヨーロッパのカトリックに伝わる死者を偲ぶためにソウル・ケーキをもらうソウリングという儀式があり、これが「トリック・オア・トリート」の原型と言われています。ちなみにこのフレーズを最初に使って広めたのはディズニーアニメ(1952年)だそうです。
 アイルランドではサウィンの頃から伝統的に、ハロウィンにバームブラックというドライフルーツの入ったケーキを食べる風習があります。
 バームブラックの中にはコインや指輪、布切れといった小物が一緒に焼かれて入っていますが、何が当たるかでその年の運勢を占うそうです。 
 


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