世界一長い木造の橋が島田市にあるのをご存知ですか？今回は、島田市を代表する観光名所『島田蓬莱橋』をご紹介します。
　
■ 世界一の木造橋

島田蓬莱橋は、全長897.4ｍ、通行幅2.4ｍの木造歩道橋で、国内でも数少ない賃取橋（ちんとりばし）として知られています。平成9年12月には世界一の長さを誇る木造歩道橋としてギネスブックに認定されました。通行料100円を支払い、世界一の橋を渡り始めると、「トッコットッコ」という木造ならではの音に癒されます。川の流れる音や、川風がなんとも心地良い気分です。しかし、橋の真中位に差し掛かると、だいぶ息が切れて来ました。小休止しながら、まだまだ先に見える対岸まで、無言でゴールを目指します。途中、ふと斜め後ろに目をやると、予想外の光景が目に映りました。何とそこには日本一の山、富士山が見えたのです。世界一の橋から望む、日本一の富士山に感動し、疲れも一気に吹き飛びました。

■ 橋を渡って

　橋の先には、蓬莱の島台があり、橋の全景を望むことができます。また、長寿の鐘や愛和の鐘等パワースポット的な物もあります。蓬莱橋の長さも897.4ｍで『厄無』と縁起が良いのだそうです。私は夫婦円満と家族の健康を願って愛和の鐘を鳴らしました。３回以上鳴らすと願いが成就しないとの看板がありましたが、横から息子が鐘を乱打！
　それはもう、開いた口が塞がりませんでした。そんなほろ苦い思い出と共に、橋を引き返したのでした…