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ベルギー


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■ ブリュッセル

 首都であるブリュッセルに入ったのは、日が暮れて随分経ってからだった。中世から続く古い石畳の道沿いには、バロック様式やネオゴシック様式の建物が立ち並び、それだけで雰囲気をかもし出していた。何軒かまわり「一番安かった」という理由だけで、建物の一角にある怪し気なホテルに宿を定めた。

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■ オープンテラス

 街の路地には、オープンテラスが軒を連ね、魚介類やビールを楽しんでいる。さすが「美食の国」と納得させられる光景だ。余談になるが、ベルギーには百二十五の醸造所があり、約八百種類ものオリジナルビールがあるというから驚きだ。

■ グラン・プラス

 世界で最も美しい広場の一つとして知られる『グラン・プラス』は、大勢の観光客に包まれていた。それを取り囲むように並ぶ歴史的な建造物は、十五〜十七世紀のもので、その七割が職人や商人の同業組合の集会所となっており『ギルドハウス』と呼ばれている。世界文化遺産にも登録されているだけあって、圧倒されるほど華やかで美しい。

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■ サン・ミッシェル大聖堂

 グラン・プラスの近くには『サン・ミッシェル大聖堂』がある。ステンドグラスがすばらしく、巨大なパイプオルガンや荘厳な建物が印象的だ。教会のパンフレットによると、ヘンリー一世、ブラバン公爵の命により始まった大聖堂建築は、三百年後の十五世紀半ばに完成したとのこと。バルセロナのサグラダ・ファミリアも未だ建設中だが、大聖堂を建てるには、とてつもない時間を要するんだなあと、つくづく実感した。

■ スイーツ

 ベルギーと言ったら、何と言っても『ワッフルとチョコレート』が有名。ワッフルにはリエージュ風とブリュッセル風の二種類がある。個人的には、甘さ控えめなブリュッセル風の方が好みだが、日本で一般的なものはリエージュ風。恥ずかしい話だが、スイーツの食べ過ぎで、夕飯が食べられなくなってしまった。