■ フランクフルト
フランクフルト中央駅に降り立つと、駅構内でホットドッグを売っていた。パンから大きくはみ出したソーセージを、口いっぱいに頬張ると、ドイツにやってきたという実感が湧いてきた。
■ ライン川下り
フランクフルトからマインツを経由してケルンまでのライン川下りでは、ビールを片手に優雅な気分を満喫。遊覧船から見えるのどかな景色と、時折見える城々が酒の肴だ。川岸に見える城の多くはホテルとなっているらしい。
■ ロマンティック街道
ドイツでの最終目的地であるフュッセンまでは『ロマンティック街道』と呼ばれるルートを抜ける事にした。ハイデルベルグ・ローテンブルグ・ディンケンスビュールには、中世の世界そのままの街並みが残っており、メルヘンチックなおとぎの国へ迷い込んでしまったかのようだった。
■ ノイシュヴァンシュタイン城
フュッセンを最終目的地にしたのには訳がある。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにもなったという『ノイシュヴァンシュタイン城』を見てみたかったからだ。山の中にそびえ立ち、おとぎ話に出てきそうなくらい真っ白なそのお城は、芸術を心から愛したバイエルン王国の国王ルートヴィッヒ二世によって建てられました。外観だけではなく、とにかく豪華な内装。室内には、様々な絵画や彫刻などの美術品が飾られています。中でも目を引くのは、五階までが吹き抜けの天井から下がる、重さ九百キロの巨大なシャンデリア。きらびやかな眺望はまさに圧巻。ロマンティック街道のフィナーレを飾るのにふさわしいお城です。