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Dr.X 2018年3月号 【富士市立中央病院】道躰隆行 医師

地域医療の最前線に立ち、市民の健康を守るために日夜尽力する『ドクターX』は、市民の頼れる存在!困った時のヒーローです。このコーナーでは、地元で活躍する医師を紹介します。

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波乗りドクター
 
富士市立中央病院は、東海地方でも数少ない、肥満症治療を行う医療機関です。肥満症治療は美容とは違い、胃の縮小手術により、肥満からくる病気の改善を目的としています。日本では、未だ認知度の低い肥満症治療ですが、平成26年から保険診療が適用されるようになりました。富士市立中央病院外科副部長の道躰隆行医師は、肥満症治療のスペシャリストで、慈恵医科大学を卒業後、日本の病院で医師として働き始めた後、カリフォルニア大学サンディエゴ校で腹腔鏡手術をはじめとする先端医療を学び、米国の医師免許も取得しました。
東京都出身で、祖父の代から医者という家系で育った道躰先生は、昔から運動が好きで、大学時代まではテニスを続けましたが、手の負傷を機に水泳を始めました。水との出会いはここから始まり、カリフォルニアでサーフィンの洗礼を受け、現在では、自他共に認めるサーフィン好きです。順風満帆そうな道躰先生ですが、米国での一年目は無給だった上に奥様は妊娠中で、生活保護を受けながら乗り越えました。そんな状況下、手術だけは誰にも負けたくないという思いで練習に励んだそうです。クールな笑顔の陰には、人知れぬ苦労があったのだと察しました。

医師冥利に尽きる瞬間

「患者さんの意識を変え、個々に合わせた治療を行う事で、治療の成果が得られた時など、患者さんの喜びを直に感じられます。それが医師冥利に尽きる瞬間ですね。」と目を細めます。肥満は様々な健康被害の原因となる為、できるだけ早い段階で解消しておくことが重要です。しかし、無理はせずに小さな無理のない努力を積み重ねることが大事です。肥満でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

  
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【院長略歴】
1974年 東京生まれ
1999年 慈恵医大卒
1999年 慈恵医大付属病院 外科研修医
2004年 慈恵医大付属病院 外科医員
2010年 カリフォルニア大学サンディエゴ校 外科フェロー
2013年 富士市立中央病院 外科副部長

【専門分野】
消化器外科
低侵襲手術(内視鏡、腹腔鏡、ロボット手術)
肥満症に対する減量外科手術

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富士市立中央病院
〒418-0108 静岡県富士市高島町50番地
TEL:0545-52-1131

外来診療:月曜日から金曜日
午前8時から午前11時まで(診療開始は、午前8時30分から)
休診日:土曜、日曜、祝日、年末年始

富士市立中央病院HP: http://byoin.city.fuji.shizuoka.jp/