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世界一美しい海岸『アマルフィ』【2015年10月号No.151】

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■ ちょっとブレイク

 チュニジア&イタリアの旅に行って来ました。そこで今回は、ヨーロッパ横断番外編として、『アマルフィ』をご紹介します。

■ ナポリの夜景

 アマルフィは、ナポリから南へ約50kmほどの場所に位置する。僕はまず、チュニジアからローマに入り、飛行機でナポリに向かった。ローマからナポリまでの所要時間は、鉄道でも一時間三十分程度だが、世界三大夜景の一つとされる、『ナポリの夜景』をどうしても見てみたかったのだ。飛行機に乗って大正解!眼下に広がる夕暮れ時の夜景は、僕がこれまでに見たどの夜景よりも素敵だった。ナポリからサレルノまで電車で行き、そこからバスに乗った。アマルフィに到着した時には、すっかり夜になっていた。

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■ ルナ コンベント

 僕が泊まったのは『ルナコンベント』という修道院を改装したホテル。アマルフィ海岸の岸壁にそびえ立ち、月の修道院を意味するこのホテルの眼下には、世界一美しい海岸が広がる。日の出から日没まで、ゆっくりと流れる時の中で、ぼんやりと海を眺めているだけで幸せな気分だ。月明かりが映し出される穏やかな海と、町の夜景とが重なる幻想的な光景に、『ルナコンベント(月の修道院)』の意味がわかった。

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■ 景色は天国 暮らしは地獄

 世界遺産としても知られるアマルフィ海岸。青い海と空、切り立った断岸、そして、山沿いに密集する住宅のコントラストは、絵画のような美しさだ。大聖堂や教会を中心とするキュートな町並みには、階段だらけの歩道が迷路のようにはり巡らされている。探検気分で迷路の中をのんびりと迷い歩き、隠れ家的なレストランや雑貨店等を発見するのが楽しい。 アマルフィ海岸には、平地がほとんど無いため、人々は、断岸に張りつくように家を建てて暮らしている。毎日、山の上り下りが強いられるため「景色は天国、暮らしは地獄」とも言われているそうだ。どの食べ物も大変美味しく、観光で行った僕には、天国の一面しか見えなかった。