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ヨーグルト???な国『ブルガリア』【2016年3月号No.156】


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■ ソフィア

 ブカレストから、ブルガリアの首都であるソフィアに入った。駅を出ると、ルーマニアとは雰囲気が全く違う。ブカレストでは、いかにも東欧というような重々しさを感じたが、ソフィアには、西欧の田舎町というような『ほのぼの』とした空気が漂っている。しばらくは、張り詰めた空気感の中で旅をしてきたので、それだけでも気分が和んだ。そして、旅の途中で知り合った仲間達との合流場所である日本人宿に向かった。

■ 再会

 宿に着くと、既に四人の友人が滞在していた。僕らは早速、再会パーティーを開くために、ペットボトルを持って市場へと買い出しに出た。ブルガリアはワインの名産地で、市場ではワイン樽から直接量り売りをしてくれる。しかも滅茶苦茶安く、500㎖で50円前後!なんと水よりも安いのだ。大量のワインと食材を買い込み宿に戻ると、それぞれの行って来た国での体験談や失敗談で盛り上がり、ブルガリア初日は、いつ寝たのかもわからない程楽しい夜となった。

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■ 観光

 翌日、ソフィアの南70 kmの村『リラ』の山中にあるリラ僧院という修道院に行った。10世紀に創設された修道院は、ブルガリアにおいて最も文化的・歴史的・建築学的に重要な遺跡としても登録されている。ブルガリア正教の総本山ともいうべきこの僧院は、色鮮やかな建物で、特に聖母誕生教会内の黄金の壁は、ブルガリアの木造彫刻の最高傑作らしく、言葉にならない程すばらしい。

■ ブルガリアンショック

ソフィアは、ヨーロッパで一番と言って良い程物価も安く治安も良い絶対オススメの街。ところで、大抵の日本人は『ブルガリア=ヨーグルト』だと思っているはず。しかし、実際にはスーパーの一角に置いてある程度。現地の人に尋ねてもバラやワインが名産だとの返答で、ヨーグルトという認識はない。ブルガリア最大のカルチャーショックは『ヨーグルトの国じゃなかった!』ことだ…

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