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ソーラーシャワー(後編)【File06-2】


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 今回はソーラーシャワーの要とも言える『ソーラボックス』を制作します。前回もお伝えしましたが、効率良く太陽熱を取り込むには『集熱・断熱・蓄熱』の三つが重要なポイントとなります。水温40℃程度のお湯を短時間で作れる集熱箱を作るには、これらの性能を備えていなければなりません。

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■ 材料

 ソーラーボックスの制作には、ベニヤ板・透明の波トタン・黒色ラッカースプレー・木ネジなどが必要です。言うまでもありませんが、シャワーを浴びるためには、ポリタンク・シャワーポンプ・水も必要です。

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■ 制作

 まず、波トタンの大きさに合わせた箱となるようベニヤ板を❶のようにカット。ベニヤ板は蓄熱性に優れています。

 次に、カットしたベニヤを❷のように黒く塗装しましょう。熱の吸収率が最も高い黒色は、集熱性が抜群です。

 ❶❷をビス止めし、箱を作ったら❸のように蓋止めをつけましょう。

 ❹のように透明波トタンで蓋をすれば完成です。この蓋で外界との断熱を行います。

 晴れた日に、水を入れたポリタンクをソーラーボックスに入れて数時間待てば、ソーラーシャワーが浴びられます。

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