■ 画期的な『蚊』対策!
フィリピンでは、蚊が媒介するウイルス性の疾患、デング熱が蔓延し、毎年2万人以上の命が失われていました。これを予防すべく『蚊取りボトル』が開発され、デング熱感染例は55%減少、致死率は38%減少という驚異的な成果を上げたそうです。
■ 材料
・空のペットボトル(2ℓ)
・お湯(約40℃)200ml
・砂糖 50g
・ドライイースト 小さじ1/4
■ 作り方
① ペットボトルの上から1/3程度のところをカッターでカットし、カットしたボトルの上部の口を下に向け、漏斗形にはめ込み、テープで固定します。
② 計量カップに、ぬるま湯を入れ、砂糖とドライイーストを加えて蚊取り溶液を作る。
※イーストが醗酵し、二酸化炭素が発生します。
③ ①に②を注いで完成!
■ 設置
蚊取りボトルは、屋外の木の茂み近くなど、雨のかからない、蚊の好みそうな、日陰の涼しい場所に設置します。また、蚊は黒いものが好きという習性があるため、黒い布や紙などでボトルを巻いてあげると効果的です。効果持続期間は、イーストが発酵飽和になるまで。2週間に一度のサイクルで、中身を交換しましょう。家庭で手軽に用意できる材料で、簡単に作れる『蚊とりボトル』は、深刻な病の感染を抑制した、シンプルかつ偉大なアイデアです。
これから、蚊が大量発生する時期を迎えます。どれだけ取れるか、ワクワクしますね。