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水久保池【2009年12月号】


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■ 由来

 水久保池は、水深五m、周囲六百三十四mのため池で、江戸時代の初期、水田の水不足に悩む農民の手によって造られました。その後、長年にわたり青木地区の水田に水を供給してきましたが、大正十二年の関東大震災により、水が貯まらなくなってしまいました。昭和三十六年から四十三年にかけて、工事を行い再びため池として復活し、以後二十年間にわたり水を貯めてきました。老朽化により、昭和六十三年から平成5年に整備事業を行い、公園施設も加えて新装。天気の良い日には『さかさ富士』が映し出されます。

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■ 概要

 愛好家の間では巨べら(巨大なへらぶな)スポットとしても有名な水久保池には、いくつかの釣り台が設置され、ヘラブナなどを狙う釣り人達が竿を垂れています。周囲には、一周約十五分の遊歩道があり、いつ行ってもウォーキングをしている人がいます。池の奥からは富士山が見えますが、鉄塔が入ってしまうため、写真を撮るには苦しいかもしれません。桜の開花時期には、桜が池を囲みとてもキレイですので、お弁当を持ってピクニックに行くといいでしょう。このように、水久保は、皆の憩いの場として愛されている貯水池です。
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