「運動療法」とは「障害や疾病の治療や予防のために運動を活用すること」とあります。その「運動療法」のいくつかを今回はご紹介させていただきます。
　先ずは腰痛のタイプの確認です。・座っている時間が長いと腰痛が出る方や立ち上がる時に腰を伸ばしづらい方、腰を伸ばすと軽くなる感じがする方。これらの症状がある方はこれから説明する運動療法を行ってみてください。
①両足を少し広げて両手を腰に当てます。②手を支点として、出来るだけ上半身を反らします。③膝が曲がらないように気を付けます。④呼吸は止めずに行います。⑤首は後ろに反らさないようにします。

　次に腰が真っ直ぐ伸びなくて、横にずれてしまう方。腰全体が痛いが、特に片側（右・左）に強く痛みを感じる。ギックリ腰などの痛みは軽くなったが片側（右・左）に痛みが残る。腰の痛みとともにお尻から太もも等片側に痛みがある方。ズレている方と反対に動かすと痛みが軽くなる方。これらの症状があてはまる方は次の運動療法を行ってみてください。
①壁から30～40㎝ほど離れて立ちます。②腕で壁に触れて、体を斜めに傾けます。③痛みのある側の腰に手を添えて腰を壁に近づけるように押し付けます。④押し付けた状態から力を加えていきます。

　最後に長い時間立っていると腰が痛くなる、歩いていると腰が痛くなってくる、腰を曲げると痛みが軽くなる感じがする方。これらの症状があてはまる方は次の運動療法を行ってみてください。
①仰向けになって、膝を立てます。②膝を抱えて、胸のほうに引き寄せます。③できるだけ腰を曲げます。④頭を床から上げないように気を付けましょう。⑤膝は曲げたまま元の状態に戻します。
腰痛でお悩みの方、以上の運動療法を是非実践してみてください。気を付けて頂きたいのは、運動療法を行っていると、痛みがどんどん増えてくる、足に痺れが出てくる、気分が悪くなる時は中止してください。
紹介した運動療法を動画で紹介していますので、ＱＲコードを読み込んで参考にしてください。
　今回も、最後までお読み頂き有り難うございました。

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