初心者がやるべき
投資の最適解!!
前回は、年利1000%(10倍)以上が期待できるノーリスクハイリターン投資についてお伝えしました。今回はその続編として、殖える資産のコントロール法そして、初心者がやるべき投資の最適解について考えましょう。
■ 前回の復習
まずは前回の復習です。調理時に出る野菜くず(かぼちゃやピーマンの種など)を蒔けば、年利1000%以上が期待できます。お金の投資も野菜の投資も基本は同じですから、投資初心者は、以下の①~③を遵守し、まずは野菜で投資感覚を身につけましょう。
①余剰資産を投じる
②適切な時期と市場に資産を投じる
③運用は、複利の力を利用する
以上が前回の要約です。この①~③を繰り返していくと、資産は爆発的に殖えていき、すぐにコントロールできなくなってしまいます。
■ ピーマンの複利運用は可能か?
ピーマン1株には、100個以上の実が成り、1個のピーマンには、約400粒の種が入っているので、1株から約4万粒の種が採れます。これを翌年に蒔くと、4百万個の実が成り、16億粒の種が採れます。3年後には、1千600億個の実が成り、64兆粒の種が採れます。これはあくまでも計算上の数字ですが、64兆粒という膨大な種の管理は一般人が手に負える数ではありませんから、ピーマンを複利運用し続けることは不可能だと言えます。とは言え、資産を殖やすことは意外と簡単だということもご理解いただけたのではないでしょうか。
■ 殖える資産のコントロール法
ピーマンの長期的な複利運用は机上の空論で、実際は不可能だと前述しました。机上では莫大に殖えるのに、実際はなぜ不可能なのでしょうか。それは、次の3つの理由に集約されます。
①投資の市場が小さい
家庭菜園でのピーマンの市場は、家庭や身内、友人などが想定されます。この程度であれば、ピーマンが数株あれば賄えます。
②投資先が適切でない
ピーマンを育てるためには、豊かな土壌が必要です。数株なら庭先やプランターでも育てられますが、手広くおこなうには広大な土地が必要です。
③管理コストが見合わない
①②をクリアし、青果市場に出荷する方法もありますが、商品としての品質を担保するには、徹底した品質管理が必要です。そうなると、管理コストだけでも膨大になってしまいます。
以上の理由から、野菜の投資はノーリスクハイリターンが期待できますが、多様な品種を数株ずつ、管理できる範囲でおこなうのが得策と言えます。これだけでも、食費が大幅に圧縮できるはずですし、毎日の楽しみも増えるはずですので、是非とも再生野菜にトライしてみて下さい。さて、それでは投資初心者はいったい何に投資すべきでしょう。
■ 初心者がやるべき投資の最適解
もしあなたが十分なお金を持っていたら、株などの金融商品への投資が良いかもしれません。それではいったいどれくらいの資金があれば株で利殖できるでしょう。まず最初に断っておきますが、株は一攫千金を狙うようなものではありません。そのような人は、間違いなく資産を食い潰してしまいますので、最初からやらないほうが賢明です。詳しい話は別の機会に譲りますが、株式投資で得る利益は、年利4%程度が妥当とされています。つまり、年間400万円を利殖したければ、1億円を投資しなければなりません。そんな大金を投資できる人はほとんどいないではずです。では、一般人はいった何に投資すべきでしょう。答えは『人的資本』つまり『自己投資』です。400万円をローリスクで利殖するためには、金融市場に1億円を投じなければなりませんが、自分という資産を労働市場に投じて400万円を稼ぐことはそれほど難しいことではありません。①労働市場は無限にあり、②投資先が自分であれば、リスクは最小限です。③もちろん管理コストも不要です。まずは、自分が長期的に続けられる事柄に全力で自己投資し、労働市場でのキャリアアップを図り、十分な種銭が出来たら金融市場にも手を延ばすという道筋が、私の考える投資の最適解です。