今回は、模型で戦争の歴史を学べる『大和資料館』をご紹介します。
　
■ 概要

　館長の眞山博さんは日大芸術学部で大道具の舞台美術を学び、卒業後には、船舶模型を手掛ける不二美術模型で三年間修行しました。そんな眞山さんは、2014年5月に心臓の病気を発症、療養中に「中途半端な人生で終わらせたくない」という思いを抱き2015年10月に『大和資料館』の開館の準備に取り掛かり寝る間も惜しみ薬を飲みながら念願のオープンを果たしました。自身の命の危機と人生を掛けて貫いてきた模型作り、そんな眞山さんの人生の集大成が『大和資料館』に詰め込まれています。

■ 戦争のリアルさ

　館内には戦争の凄惨さを細部まで表現したジオラマや、実寸で作られた模型も展示されています。これらの展示物は、戦争で実際に起こった痛ましさを鮮明に私達に伝えてくれます。その中でも目を引くのは重巡洋艦「高雄」に搭載されていた広角砲の実寸模型。砲身8メートルのスケールはここでしか味わう事のできない感動を得られるでしょう。

■ BBQスペース

　5月18日（土）に資料館の庭にBBQスペースがオープン。コンセプトは戦勝国家のアメリカ軍のBBQ風景をイメージして造ったものです。自作の肉焼き器はワイルドさと実用性を兼ね備えた眞山さん渾身の出来です。

■ 営業時間など

〇住所：静岡県富士宮市内野1551-56
〇電話： 090(6746)4880
10月～３月は午後１時から午後4時
4月～9月は午前11時から午後5時　
入館料　大人500円/中高生300円/小学生以下無料

年中無休※1日1組限定、完全予約制
1組様1000円※当日キャンセル2000円
（食材の持参とゴミの持ち帰りは必須）