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発達  色とりどり


cococolor2018-06

 当事業所では学習指導を行っています。学習指導と言っても、福祉事業所で行う学習指導は、決して学習塾と同じではありません。発達障害の児童対象の学習指導ですから、体の発育や性格の凸凹と学習する力との関係性を引き離して考えることは出来ないのです。

■「何度言ったらわかるの?」「分かったって言ってたじゃない!」子育てをしている中でよく耳にする母親の言葉。誰でも一度はこのセリフで我が子を叱ったことがあるのではないでしょうか?何度言っても分からない、分かったと答えていても、実際理解できていない場合は、もしかしたら、叱っている側の問題かも知れません。理解しやすいように子供に伝える技術が子育てには必要なのです。

■ 伝えるときは、短い文で一つ一つ伝えること。
×「給食セット出してから手を洗って、使ったタオルは洗濯機の中に入れといて。それから、まんが本が出しっぱなしだから片付けてから宿題よ!」
一度ではわかりません。何度言っても分かりません。もし毎日同じことを行い、それを習慣化TEACCH

したいのであれば、ひとつひとつがクリアできるような工夫が必要です。ちょっとしたアイテムを使うだけで、子供の成長は素晴らしいものになります。

■ TEACCHプログラムという言葉をご存知でしょうか?これは自閉症やコミュニケーションに課題のある子供達の生活向上のためのプログラムで、物理的環境やコミュニケーション環境を構造化したり設計したりしていくものです。説明が難しくなりましたが、その中でも、当事業所で行っている「視覚的構造化」について、ほんの一部ですがご紹介します。
ズバリ、右下の画像がそれです。

説明は全く必要なく、皆さんもお分かりの事と思います。まさにこれが視覚的構造化です。なぁんだと思うかもしれませんがこれさえあればひとりでどんどんできるようになります。ご家庭で困っているちょっとしたことでも、ご相談ください。子育てや発達の凸凹に関するお問い合わせ随時受付中。