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発達  色とりどり


最近、テレビで発達障がいについての番組が増えてきたように感じます。発達障がいは目に見えない障がいですので、周りの理解を得るのはとても難しいです。
また周りからだけではなく、自分自身がその障がいについて理解したり、受容したりするのも困難な場合があります。

発達障がいは、人が成長する上で、発達の進み方が早かったり、遅かったりして、発達が凸凹した状態のことです。そのため、誰もが簡単にこなせることでもうまくいかず、学習や仕事や生活などに影響が出ることがあります。
この障がいは、頭がいいとか、悪いとかという表現では表すことができません。[計算はできるし、難しい会話もできる。知識も豊富。」というような方でも発達障がいに該当する場合も少なくないのです。
ですから、発達障がいの理解はとても難しいと言えます。しかし、この障がいを理解してもらえないままでいると、自己肯定感が低くなるなど、本人にとって悪影響となるときもあります。
例えば、書き取りが苦手で、人一倍時間をかけても上手にかけなかったり、写すのに時間がかかりすぎてしまったりするケースがあります。多くはこの状態に対して、努力が足りないといいます。忘れ物が多かったり、片付けが苦手だったりするときも同じです。
おこられたり、注意されたりを繰り返すうちに、できるようにならない自分を責めたりするようになってしまうのです。
本人がいくら頑張っても、できるようにならない場合、まずは発達障がいを疑います。できないのは、目の見え方が他の人と違うのかもしれません。
もしかしたら、手が上手に動かせないのかも知れません。本人の努力が足りないのではなく、発達の凸凹がそうさせているのかも知れないのです。
子育てに違和感を感じる場合、発達障がいを疑っても良いかも知れません。早い段階の療育や環境づくりが、お子さんの成長に大きく影響します。人間の持つ感覚がうまく統合されずに成長の凸凹が見られるのは発達障がいの特徴のひとつです。
放課後等デイサービス「ここから」では、目に見えない障がいや、その疑いのあるお子さんに、感覚統合を促す療育を行っています。子育てに違和感を感じる方は、お気軽にご相談ください。
ここで、一つの実例を紹介させていただきます。子育てに悩むお母さんに、感覚統合を促す手のひらのストレッチを提案しました。お母さんは、家で早速実践すると、毎晩トイレに起きていたお子さんが、その日から途中で目を覚ますことなく、朝までぐっすり眠ることができるようになったのです。
ストレッチによって自律神経に刺激を与えるだけではなく、親子で行ったことによる効果大きかったかもしれません。不安が強いお子さんは、手のひらへの刺激効果だけでなく、母親とのコミュニケーションで安心という効果も得たのでしょう。セロトニンの分泌が促進されたのかもしれません。

放課後等デイサービス「ここから」では、毎月一回、子育てサロン(無料)を開催しています。次回は、親子でできる感覚遊びや感覚体操をご紹介します!是非足をお運び下さい(要予約)。※詳しくはHPやFBで!

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